まじかいご。

介護、福祉に関する仕事についてや最新ニュース、転職体験などを書いています。介護職の方のためになるようなブログを目指し、日々更新しています。

介護の仕事を辞めた意外な理由4選!

介護職が仕事を辞める理由としてよく聞くのは、体力的、精神的、人間関係、または経済的な要因が圧倒的に多いと思います。しかし私の知人の中には、一般的にはあまり耳にしない、ちょっと意外な理由から介護の現場を離れる人もいたのです。

今回は、少し違った理由で介護の仕事を退職、または転職をした人の話をお伝えします。

手足の荒れがひどくなり、介護が続けられない

一般的に、介護職の職業病として「介護の仕事=腰痛の悪化」というとすぐに結びつくのですが、実は「介護の仕事=手荒れ」も、非常に大きい問題なのだということを知りました。介護職の仕事は、オムツ交換・入浴介助・食事介助など、手を洗う機会や水を使う仕事が多いこと。

また、衛生面や感染予防のために、アルコールなどの強い薬剤を使うことが多くそれがさらに手荒れを引き起こしている可能性があります。私の友人のAさんも、特養で介護職をしていましたが、もともと皮膚疾患がある人です。そのために、介護の現場で働いていた時には、持病の皮膚疾患もさらに悪化。一年通して皮膚科の通院と処置が欠かせなかったと言います。

さらに追い打ちをかけたのは、施設内でノロウィルスが発生したことよる、今まで以上の対応やさらなる薬剤等の使用が求められたこと。Aさんは、とうとう皮膚疾患の悪化を理由に特養を退職することになったのです。

訪問介護の仕事を始めてから、アレルギーを発症!

長年利用者さんの自宅を訪問し、援助をしてきたベテランヘルパーのBさん。 Bさんが訪問介護の仕事を始めたばかりの頃は、まだ世の中にスギ花粉症とかアレルギーという言葉自体、ほとんど話題にはならなかったと言います。そんなBさんが、今までに訪問してきた利用者さんの自宅は、ホコリだらけの家が非常に多く、その中で家事支援等をよく行っていました。

その頃から、利用者さんの自宅に入ると、何故か目がかゆくなったり鼻水が止まらなくなるという状態が続くようになり、我慢できずに耳鼻科を受診。 当初は風邪が長引いているのではと思っていましたが、検査の結果、アレルギー体質であることがわかったのです。その後も服薬をしながら、時にはマスクを着用しながら、何とか仕事を続けてきました。

しかし利用者さんの自宅は、ホコリだらけという問題だけでなく、家の中で猫や犬を飼っているなど、アレルギーを引き起こす要因がたくさんありました。さらに花粉症の時期になると、症状が悪化することもあり、Bさんはやむなくヘルパーの仕事を辞め、デイサービスの施設へと転職しました。

パソコンができない・・・

最近では、介護の仕事の中でも、様々な業務にパソコンが使用されています。 訪問介護事業所で非常勤職員として働くCさん。定年の年齢は過ぎていましたが、体力も気力もあり元気に働いていました。

今までCさんの事業所では、パソコンに関わる業務は、管理者やサービス提供責任者が主に行い、Cさんは訪問実績を毎回入力する程度でした。しかし事業所側では、少しでも業務の効率化を図るため、今まで手書きで記載していた日誌等をパソコン入力で行うことになったのです。

もちろん若い職員やパソコンを使用することに慣れている職員は、すぐに手順を覚え使いこなせたのですが、これまでパソコンを使用する機会もほとんどなかったCさん。他の職員が、その都度丁寧に教えてはくれるのですが、なかなか覚えることができず、仕事がどんどんたまってしまう状態に、ストレスを抱えだしました。

結局、本来業務である訪問援助にも集中できなくなり、色々と引き留められたようですが、そのまま退職をすることになりました。

更年期障害からくるひどいめまいに苦しめられ、仕事にも支障が・・・

デイサービスで働いているDさん。 50代の女性でしたが、仕事が大好きで車の運転も非常に得意なため、利用者さんの送迎等も任され、いつも元気に働いていました。そのDさんと半年程前に偶然会った時に「急に疲れがとれにくくなり、仕事がきつく感じるようになった。」という話は聞いていました。

それでも当時は、たまたま職場のスタッフの退職が続いていたため、人手不足が原因ではないかと思っていたようでした。しかしそれから間もなく、ひどいめまいが続くようになったのです。忙しさに追われる中、ますますめまいの症状が頻回になり、ついには立っているのもやっとの状態になってから、初めて病院受診をしたDさん。

そこで、医師から言われた病名が、更年期障害だったのです。好きな仕事ではありましたが、不安なく利用者さんの対応ができる状態ではないと判断し、そのまま退職をしたそうです。

まとめ

介護の現場では、ここでお伝えしたように本当に様々な退職の理由があることがわかります。このブログを読んで下さっている方の中にも、何か心身に不安になるものを抱えていたとしても、無理して仕事を続けている方がいるのではないでしょうか。

自分自身の心身が健全であって、初めて利用者さんと穏やかに接することができるのではないかと思います。もし、今少しでも不安があれば、一度立ち止まってみることも大切です。

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