まじかいご。

介護、福祉に関する仕事についてや最新ニュース、転職体験などを書いています。介護職の方のためになるようなブログを目指し、日々更新しています。

介護職が抱えている悩みやストレスと、その解消方法について

介護職の人達が、自分の悩みやストレスをどのように対処しているのか、考えたことはありませんか?

私自身も悩んでいる時に、他の人だったら、これをどうやって乗り越えるのだろうと思うことがあります。

今回は介護の現場で働く人達が、実際に今どんな悩みを抱えているのか、またその時にどう対応したのかを(対応していない、現在対応しているのかも含)お伝えします。

健康面での不安を抱えているが、生活があるので仕事が辞められない。

健康面に不安を抱えている人が非常に多いです。健康面と言っても本当に、色々な病気等で悩んでいる人が多いのがこの介護の現場です。

・腰痛、肩こり、腕の腱鞘炎等・・・時間のある時にマッサージ等に通ったり、コルセット、サポータ等で何とかしのいでいる人も多いようですが、根本的な解決にはなっていないようです。

・皮膚疾患・・・長時間の水仕事や薬品等によるもので、皮膚科に長期受診している人もいます。この仕事を続けている以上は治らないと言われた人も・・・。

・めまい、頭痛、イライラ等・・・更年期の年代の女性も多いため、様々な状態に合わせた薬を継続しながら働いている人もいます。

・心身のバランスが崩れる・・・様々なストレスが要因でうつ病やパニック障害等発症する人もいます。精神科を受診し服薬治療をしたり、カウンセリングを受けながら仕事をしている人もいます。

どの病気にも言えることですが、症状が重くなると、なかなか仕事を続けること自体大変になってきます。しかし、辞める選択=生活ができないため、無理をして働いている人もたくさんいます。もう少し自分自身の身体と心に向き合って、少しでも無理をせずに働ける方法や職場を見つけていってほしいと思います。

家族の介護や世話をしながら働いている

家族に介護が必要な人がいて、仕事と介護を両立させながら働いている人も最近増えていますが、恐らく抱えているストレスは想像以上だと思います。

・介護が必要な親族との同居により、仕事を辞めようか迷っている・・・ひとりで悩まずに、介護離職をしないで済む方法を担当ケアマネなどに相談するようにしている。

・1人暮らしの高齢の父の世話は、体力的にはそれほど大変ではないが精神的に苦痛である・・・うまく介護保険サービスを活用できないかを現在検討中。

・在宅で介護するのは無理だから、施設を入所させたいが、別居の兄弟に反対されている・・・この先 誰がどのように介護していくと言うのか、今はまだひとりで思い悩んでいる。

このような悩みに関しては、誰にも相談できずひとりで抱え込みがちです。介護の仕事をしているからこそ、何とか自分で頑張ろうと思い、自分自身を追い込んでしまうこともあります。最終的に介護離職をしないために、まずは公的な機関に相談することが大切だと思います。

仕事の愚痴がたまりにたまっている

仕事の愚痴がたまった時に、それを誰かに打ち明けられ、すっきりできたらよいのですが、それがなかなかできないことが多いと思います。仕事の愚痴を家族に話したらわがままと言われ、辞めたいと言ったら頭ごなしに怒られたという人もいます。

また友人に聞いてもらってはいるけれど、逆に友人から愚痴をこぼされると結構きつかったりすると話してくれた人もいます。では、いったい皆さんはどうしているのでしょうか?

・仕事の愚痴を話したらきりがないし余計にストレスたまる・・・だから愚痴は誰にもこぼさない。逆にいい方法があったら知りたい。

・愚痴をこぼす時には職場の人以外の人と話すようにしている・・・基本職場の人には話さない。信用できないから・・・ ・介護職以外の友人に話を聞いてもらう・・・話は聞いてもられるけれど、理解してもらえないのをわかった上で愚痴らないと、余計にむなしくなることもある。

・同じ介護職の友人とは愚痴をこぼし合えるが、お互い自分の時間をとるのが難しい・・・気持ちはわかりあえるので、おいしいものを食べながら、遊びに行きながら気分転換をする。

・誰にも愚痴は言えない。ましてや職場の仲間には相談できず、精神的に限界にきている・・・現在は、定期的にカウンセリングで悩みを話している。

愚痴がたまるのは、介護の職場に限られるわけではありませんが、利用者さんの対応に追われる日々の中で、愚痴をうまく吐き出せない状況が続くのは精神衛生上にも良くないと思います。

人間関係で悩んでいる

仕事に対する悩み以上に、職場内の人間関係で悩んでいる場合には、その対応が非常に難しいですよね。これも上記で記載した愚痴の話と同様に、打ち明けられる存在がいるかどうか、また気分転換できることがあるかどうかで、自分の気持ちも大きく違ってくると思います。

・こと細かいことにまで目くじらを立てられ、看護師によるいじめが続いた・・・これには我慢できず、職場を辞めて転職し、すっきりした。

・上司の言う事がころころ変わる。今言った事とさっき言う事が全く違う・・・同じ現場で働く職員同士で話し合ったり、時には愚痴ることしかできない。

・仕事のことでわからないことや問題があっても「大変だね」で終わる上司・・・これでは、施設で抱える問題など改善できる訳もなく、現在転職活動中。

中には人間関係の悩みを職場内で話したところ、それがあっと言う間に広まり、最終的には退職にまで追い込まれた人もあると聞きます。こんな話を聞くと介護の仕事をする人のイメージがどんどん崩れていきますよね。

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まとめ

今回は細かい悩みの内容まではお伝えしませんでしたが、もしかすると似たような悩みを抱えている人がいるかもしれません。

介護職は利用者さん相手の仕事なだけに、心身ともに少しでも安定していたいものです。昔から仕事をするなら3年は同じ職場で辛抱をするよう言われてきました。

しかし、心身ともに無理をしてまで働く必要はないという意見も増えてきています。今働いている職場の中で、悩みやストレスが限界になるようであれば、年数にこだわるのではなく、今の自分がどうしたいのか、そして将来の自分はどうなっていたいのかを考えていくことも大切です。