まじかいご。

介護、福祉に関する仕事についてや最新ニュース、転職体験などを書いています。介護職の方のためになるようなブログを目指し、日々更新しています。

ケアマネの役割、働く場所を知る

今年のケアマネ実務研修受講試験の合格発表も先月末に終わりました。合格者はこの先、自分の居住する都道府県ごとに行われる「介護支援専門員実務研修」の受講→登録が必要になります。

しかし実際ケアマネの資格を取得した人の中にも、ケアマネの役割や業務について、今一つ理解できていない人もいるのではないでしょうか。もちろん仕事に就いて始めてわかることもあるかと思います。

このブログを読んで下さっている人の中には、今年試験に合格し、これからケアマネとして働こうとしている人、今後資格を取得を目指し、ケアマネとして働こうとしている人、また今ケアマネとして働いているが、この先転職等を考えている人など様々な人がいると思います。

今回は、ケアマネの基本的な役割か ら経験談などについて、お伝えしていきたいと思います。

ケアマネの役割とは?

ケアマネは介護保険に関する専門資格であり、働く場所も在宅・施設と大きく2つに分かれます。 ケアマネの大きな役割には、利用者さんの自立を支援するためのケアプランを作成し、その利用者さんが自立するために必要なサービスにつなげるという役割があります。

在宅で働く居宅ケアマネ

居宅(在宅)のケアマネは、自宅で生活する利用者さんや介護者の方が、住み慣れた自宅で、できる限り自立した生活をしていくためのプランを作成し、適切なサービスを調整していきます。

地域包括で働く施設ケアマネ

同じ在宅でも、地域包括支援センターで働くケアマネは、要支援と認定された利用者の介護予防のケアプラン作成や介護予防事業に携わるとともに、地域の住民の相談窓口としての役割を担います。

施設で働く施設ケアマネ

施設ケアマネと漠然と言っても、施設には様々な種類の施設があります。またそれぞれの施設によって、入所の対象者やその目的や役割が異なるため、そこで働くケアマネの役割や目指すところも異なってきます。代表的な施設と言えば特養や老健等があります。

最近では、有料老人ホームやサービス付き有料老人ホーム等も増えてきています。施設で働くケアマネは、主に入所者のケアプランの作成などを担当します。居宅ケアマネのように、利用者さんの自宅訪問等はありませんが、施設の利用者の送迎や施設行事への参加など、ケアマネジメント以外の業務を受け持つこともあるようです。ケアマネのように、訪問介護の依頼や通所介護の紹介などの調整業務は不要です。

ケアマネの転職について

目標にしていたケアマネの仕事に就いたから、全ての人が満足して働いている訳ではありません。残念ながらこんなはずではなかったという人の話もよく聞きます。私の友人にも介護職からケアマネへ転職した人がいました。

転職当初は介護がなくなり身体が楽になったと喜んでいましたが、月日が経つにつれて、煩雑なケアマネ業務に疲れきってしまったようで、また介護職へと転職した方もいました。

majikaigo.hatenablog.jp

ケアマネの体験談

ケアマネとして働きはじめ、様々な体験をしている人達がたくさんいます。自分が今、業務の中で悩んでいることは、実は他の人も同じように悩んでいたりすることもあります。

少しでも他のケアマネの体験談を聞くことで、まわりが見えてくることがあるかもしれません。体験談については、また次回お伝えします。

majikaigo.hatenablog.jp

まとめ

今回は、在宅と施設という大きな分け方で説明しましたが、どこで働いてもケアマネには、「自立支援」に立った視点は必要です。

またケアマネは、それぞれが働く場所によりその役割も違ってきますので、仕事を探す時には確認が必要です。現在の仕事からステップアップしたい方やケアマネの仕事に興味がある方は、ぜひ資格取得を検討されることをおすすめします。