まじかいご。

介護、福祉に関する仕事についてや最新ニュース、転職体験などを書いています。介護職の方のためになるようなブログを目指し、日々更新しています。

介護職は、年齢や性別、地域に関係なく働ける仕事って聞くけれど・・・

最近ある知人の40代の女性Aさんから「介護職は年齢や性別、地域に関係なく働ける仕事だと聞くのだけれど、本当なのでしょうか」と質問されました。何でも遠方で2人暮らしをしている両親の健康面での不安が大きくなり、兄弟間での話し合いの結果、独身である自分が地元に戻ることになったそうです。

しかし都会とは違い、地方ではなかなか思うような仕事が見つからない現状。そんな状況の中でも、介護の求人だけはいつもあると聞いたのだそうです。彼女のように、様々な事情から、今までの仕事を辞めて、介護職への道に進もうとする人が増えています。

今回は彼女から質問をされた「介護職は年齢や性別、地域等に関係なく働ける仕事なのか」をテーマに、少し考えてみたいと思います。

介護職に年齢は関係ないの?

介護業界では、年齢は大きな問題にはなりません。20代から60代、中には70代位まで働いている人もいます。Aさんのような40、50代の介護職はごく当たり前。介護の業界では、働き方も比較的自由に選ぶことも可能なため、細く長く現役として働くこともできるのです。

男性職員の数は増えているの?

介護の職場では今も昔も女性が多く活躍しています。今だからこそ男性も増えてきてはいますが、もともと介護士や保育士のような福祉の仕事は、女性の仕事という認識があったくらいです。

現在でも、家事や育児、そして介護との両立もできる働き方が選べること、また主婦が、日頃の家事のスキルを活かせる職種などもあり、女性にとっては働きやすい仕事だと言えます。

また、女性でも十分にキャリアアップすることが可能なため、そういう意味では女性が活躍できる業界といえるでしょう。しかし最近では、男性も介護の現場で活躍する姿が多く見られるようになりました。介護は体力を使う仕事も多く、男性利用者の介護には、男性のほうがいい場合もあります。

また職場内の人間関係が良くない場合な ど、男性職員がひとりでもいることで、その場の雰囲気がなごやかになる場合もあると話してくれる人もいました。どちらにしても、介護業界では、性別に関しても特に問題にはならないと思います。

介護職は全国どこでも働き場所はあるの?

介護関係の仕事は、その数や規模に違いこそあれ、都心、地方に関わらず全国どこにでもあります。Aさんのように自分が生まれ育った地元で暮らすことになっても、その逆に都会の人が地方に移住することになっても、介護職であれば仕事探しに困ることがほとんどありません。

働き方も、正職員、パート、派遣、ダブルワークなど、自分の都合に合わせて選ぶこともできます。介護職をしている私の知人は、夫の転勤で地方に引っ越しする際、それまで働いていた事業所がその地域でも展開していたため、そのまま同じ仕事を継続して行なえているそうです。

介護職がスキルアップ、キャリアアップする方法について

介護の仕事は人手不足ということもあり、現在も無資格でも働くことは可能ですが、資格を取得していくことにより、スキルアップを図っていける仕事です。

介護職のキャリアアップへの道も現状では「介護職員初任者研修」→「実務者研修」→「介護福祉士」→「認定介護福祉士(予定)」と段階的に決められています。

もちろん介護の経験を積みながら、ケアマネや社会福祉士といった資格取得も可能です。資格をとることでのメリットも多くあります。給料アップや資格手当にもつながります。

また最近では、資格取得を支援をする事業所も増えています。無資格からスタートした人が、資格を取得し、正社員から管理職になることも介護業界では、決して珍しいことではないのです。

介護職に将来性をいかに見出していけるか

「介護職は、精神的にも肉体的にもこんなにきついのに、どうしてこんなに給与が安いのか信じられない。」という声を多く聞きます。確かに給料は他の仕事に比べて少なく、仕事自体も決して楽ではありません。

しかし高齢社会になり、これからますます高齢者の数は増えていきます。今の時代、IT化により多くの企業がリストラをしたりや多くの人が簡単に職を失っています。その中で、介護職という仕事はこれから先ずっとなくならない仕事ではないでしょうか。

そう考えると、今は確かに大変ではあるけれど、自分自身の努力次第では、介護職も将来性を見いだせるような気がします。

まとめ

始めに戻りますが、介護職は年齢や性別、地域等に関係なく働ける仕事といっていいと思います。もちろん他の業界と違い、給与面、待遇面でもまだまだ課題はありますが、これに関しては、是非今後の国の施策を期待したいところではあります。

たとえ最初は無資格、未経験からスタートしても、資格を取得していくことで、キャリアアップが可能な仕事でもあるだけに、あとは働く自分自身の気持ちひとつかもしれませんね。