まじかいご。

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介護職が、この時期だからこそ考えること part1:退職編

毎年のことですが、12月から新年を迎える頃になると、どこの職場でも異動や退職の話題で何となくざわついてきます。今回はこの年末年始にかけ、自分自身のこの先について考えてみようかなと思っている方に、退職について少しお伝えしようと思います。

退職の時期を考える時・・・

以前「介護職の退職について考えてみた」の記事の中で、退職するのに一番良い時期は求人がたくさん出る3月末とお伝えしましたが、3月末以外でも求人が多くなる時期があります。それが7月と1月入職の求人です。実際12月は、冬のボーナスを貰ってから職場を退職する人が多い時期でもあります。

またそれと同時に、ちょうどこの時期には、年に1度のケアマネや介護福祉士試験の合格発表も終わるため、ちょうどこの先の自分の方向性を事を考えるには良い時期なのかもしれません。

この時期は1年間の中でも退職する人に伴い、求人の件数も増えてきます。求人数が多いということは、自分の希望にあった求人が見つかる可能性が高いとも言えますね。

退職したいのだけれど、なかなか辞めるタイミングがつかめない。

上記のような理由もあり、この時期に退職や転職を考える人も多く、異動をする人も含め、どこの職場内でも様々な動きが出始めてきます。しかしいざ退職を決意しても、人手不足の状況が続いている介護業界と言うこともあり、なかなか退職を伝えらえないままそのタイミングを逃してしまう人もたくさんいます。

中には誰か1人が辞めるという噂が立つと、あっと言うまにそれが広がりまた次々と辞めたい人が増えていく・・・このような職場もあると聞きます。

退職を伝える時の理由はありのままに言えばいいの?

いざ退職を決断し、少しでもスムーズに辞めたい場合には、職場の待遇面の不満や職場の中の人間関係の問題など、その後円満な退職ができにくいような理由だけは避けた方が良いと思います。

自分の退職の理由によって、結果としてその後の職場の雰囲気が悪くなれば、最終的には自分が担当してきた利用者さんにも影響することがあるからです。 退職の理由が、事実と違っていたとしても、たとえば

  • 体力的(精神的)に限界になってしまいこれ以上続けられなくなった
  • 親の介護(家族の病気)で、世話をしなければならない状況になった
  • 腰痛が悪化し、医師からもこれ以上の重介護は厳しいと言われている
  • 家庭もしくは個々の事情により転居をすることになった
  • 結婚が決まったので、経済的な事情により、もう少し給与が高い職場で働かなくてはならない
  • 育児や子供の学校の事情などで、今の働き方ができなくなった
  • ○月から資格取得のための学校に通うことになった

など、個人的な事情でどうしても辞めなければならないというような事情を よりていねいに伝えた方が印象はよいかもしれません。

引きとめられた場合には?

退職の旨を伝えることはとても勇気が必要です。またそれ以上に退職を伝えた時の上司や同僚の反応も気になるところではないでしょうか。退職を申し出た時には、よほどの事がない限りまず引き止められると思っておいた方が良いでしょう。

上司からは「これから求人募集をかけるから、新しい人が見つかるまでの間だけでいいので、働いてほしい」と言われ、結局その後応募者がなかったために、辞めることができなかった人。

また退職の話をすると同僚から「この人手が足りない中で、あなたが辞めたら私達はどうなるのと?」などと引きとめられ、結局辞めることができなかったと言う人もいます。

たとえどんなに引きとめられても、あなたの辞めたいという意思をしっかり伝えるためには、まず相手の気 持ちや反応を良く考えた上で、退職の事情を丁寧に説明する事が大切です。

まとめ

退職したい気持ちがあり、 その良い時期やタイミングはわかっていても、実際になかなか切り出せず、結局退職できないまま働き続けている人もいるのではないでしょうか。

また頑張って退職を切り出しても、あまりに引きとめが強いと、気持ちが揺らいでしまい退職のタイミングを逃してしまうこともあるようです。それだけ退職を実現するには、気力や労力が必要なのです。

しかしなかなか思いが伝えられないまま健康を害してしまってはら元も子もありません。すでに限界を越えていると感じているようであれば、そのタイミングを逃さないようにしましょう。