まじかいご。

介護、福祉に関する仕事についてや最新ニュース、転職体験などを書いています。介護職の方のためになるようなブログを目指し、日々更新しています。

介護職がこの時期だからこそ考えること part4:介護福祉士の求人の探し方

「来年介護福祉士の資格を取得できたら、これを機に私も転職しようかな」と考えた時、皆さんはどのような方法で求人を探しますか?

前からお伝えしているように、退職するのに一番良い時期は、求人がたくさん出る3月末。3月末と言えば、ちょうど介護福祉士試験の合格発表がある時期でもあります。その時期になり、あわてて「どうやって仕事を探せばいいの?」と混乱する方も少なくありません。

そこで今回は、介護福祉士の求人の探し方をお伝えしたいと思います。

介護福祉士の転職は有利と聞いているが・・・

介護の現場では慢性的な人手不足のため、時期により求人件数こそ違いますが、1年を通して介護の求人はあります。また求人情報を見ると「無資格でも未経験でもやる気があれば可」と記載をしている事業所も多く見かけます。実際介護の現場でも、資格を持たずに働いている方も多くいます。

しかし事業所側からすると、介護福祉士の資格のある人とない人では、資格のある人の方をを採用したいと思うのは当然のことなのです。何より大きな違いとして、介護福祉士の資格取得者の求人は、正社員登用の場合が多いこと。

また採用や給料面などで優遇されるだけでなく、職種の選択や仕事の幅も広がっていることです。一方事業所も介護福祉士の割合に応じ、国から加算金がもらえるため、そういう意味におい ても介護福祉士資格取得者が必要なのです。

どうやって仕事を探したらいいのか?

転職活動を始めてみたけれど「なかなか求人の探し方が分からない」「どの会社に応募しようか迷う」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

今の社会では、ハローワーク以外にも様々な方法で求人を探すことが可能です。実際に代表的なものをあげてみましょう。

●ハローワーク
各地域にあるハローワークでは、自宅のパソコンなどからも、福祉関連の職場からの求人情報を閲覧することができます。直接足を運ばなくても、まずはネットでこまめに新着情報を確認することができます。また、窓口に希望条件などを記入した「求職票」を出せば、個別の相談にも対応してくれます。ただし仕事をしながら探す時、なかなか窓口に行き相談をする時間がとれないという声も多く聞きます。

●福祉人材センター
全国社会福祉協議会が運営する「福祉のお仕事」という介護、福祉に特化した求職者向けのサービスがあります。ここでも、ネットで検索することができます。もちろん窓口でも、実際に相談することもできます。また求職票の登録を行なうとで、新たに希望条件に合いそうな企業があれば、知らせてもらうことも可能です。ただし求人の件数がそれほど多くないため、希望の求人がすぐに見つかるかどうかはわかりません。

●口コミ
介護業界で働く人であれば、実際に募集をかけている事業所で働いている人の話を聞くことで、よりリアルな情報が収集できます。求人情報には書かれないような、細かな内情を知るためには非常に役立ちます。ただし、話をしてくれる人の職場に対する感情の良し悪しによっては、客観的な情報が得られないこともあるため、注意が必要です。

●紹介会社の活用
私自身が転職の際によく利用したのは、紹介会社です。求人情報の多さはもちろん、条件面等の交渉についても、紹介会社の担当が間に入り行なってくれます。紹介会社によっては、その他の細かな対応まで行なってくれる所もあります。私が使った紹介会社の担当者は「今回面接する企業の担当者は、こんな特徴がある人です。」など、事前に情報を知らせてくれていため、当日の面接にもリラックスして望むことができました。

●合同説明会
「福祉のお仕事フェスタ」や「福祉の就職総合フェア」のように、さまざまな合同説明会や面接会などのイベントが各地域で開催されています。これは、一度に多くの企業の担当者と直接顔を合わせて話をすることができます。ただし、広いようで狭い介護業界だからこそ注意も必要です。私の知人の中にも、職場に内緒で転職活動をしていたにも関わらず、合同説明会に参加したことで、それがばれてしまい、あっという間に転職の噂が広がってしまったという人もいます。

求人を探す方法を色々とお伝えしましたが、忙しい仕事の中で求人を探す方も多いのではないかと思います。まずはあまり負担がなく、できるだけ多くの求人情報が見つけられる方法をひとりひとり自分の置かれている状況に合わせて選ぶことが大切になってきます。

まとめ

介護を必要とする人は年々増え続け、今後はますます現場の需要が高まることが予想されます。その中でも介護福祉士は、介護の現場で重要な役割を担っていくだけに、ますます必要とされることでしょう。介護福祉士の資格取得後に、より有利な条件で就職したいと考えるのであれば、まずは自分に合う求人を少しでも多く見つけることが大切です。