まじかいご。

介護、福祉に関する仕事についてや最新ニュース、転職体験などを書いています。介護職の方のためになるようなブログを目指し、日々更新しています。

介護職がこの時期だからこそ考えること part7:介護福祉士の面接(2)

常に人材不足の介護業界はだから、面接時の服装や身だしなみについて、そこまで気にしなくてもいいと思っている方がいると聞いてびっくりしています。

しかし実際のところ、面接に行くのに何を着ていけば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

今回は介護職の面接に際し、どんな服装や身だしなみに注意したら良いのかを考えてみようと思います。

服装や身だしなみで面接担当者が見ているのは・・

面接担当者が服装や身だしなみ等で見ているのは、社会人としてのマナーや常識があるかどうかという点です。

面接や仕事の場では、服装や身だしなみがきちんとしていることが、その人の評価につながる場合もあります。

特に面接担当者が年配者の場合には、どんな雇用形態であっても「面接時にはスーツを着てくるのが当たり前」と考えている人もいます。時には服装や身だしなみだけで採否が決まることもあるので、安易に考えてはならないと思います。

以前、私が年配の面接担当者と一緒に面接した時のことです。若い女性がきちんとスーツを着用して面接に来られましたが、その女性の手を見ると、長い爪に今流行りのネイルアートをしていたのです。面接が終了した時点で、年配の担当者からすぐに不採用との言葉が聞かれました。

「介護の現場は高齢者に関わる職場であること、身体に直接触れる業務であるとわかっていた上で面接を受けに来ているはず。その爪で業務をすることで、どんなリスクがあるかもわからない人は採用できない。」とのことでした。

もちろんその女性も、その爪のまま介護業務を行うとは、思っていなかったことでしょう。しかし大切な面接にそのままの状態で臨んだ彼女の姿勢が、年配の担当者には受け入れられなかったのだと思います。

たかだがネイルくらいで大げさと思う方がいるかもしれませんが、就職や転職の面接では服装や身だしなみに隠された一見ささいとも思えるような要因が、結果を決めてしまうこともあります。

介護職の常勤職員の面接の服装は?

今の社会の一般業界では、面接にスーツ着用は当たり前であると考えられています。介護業界でも、常勤職員での面接試験なら迷わずスーツ着用が必須です。スーツを着て印象を悪くされることはありません。

介護職の非常勤職員(パート、アルバイト、派遣、)の面接の服装は?

正社員と違い、パート、アルバイト、派遣での面接となると、スーツを着てこられる方は少なく、私服で面接に来られる方も多いと聞きます。

だからと言って、普段着なら何でもありという訳ではありません。できる限り清潔感のある、落ち着いた服装を選びましょう。自分では判断がしにくかったり、少しでも迷う部分があるなら、よりきちんとした服装を選ぶようにしてください。

それでも迷う場合には、スーツ着用が間違いない選択だと思います。スーツであればどんな状況であっても嫌な顔をされることはないはずですから。

以外に気になる匂いにも注意!

普段タバコを吸う人にとっては、タバコの匂いは気になる匂いにはなりません。しかし日常タバコを吸わない人にとっては、不快に感じる人も多いのではないでしょうか。

また日頃からつけている香水も、その匂いを心地良いと感じる人がいれば不快に感じる人もいます。最近では、柔軟剤の匂いも問題になると聞いて驚いています。匂いに関しては、人それぞれに感じ方が違います。タバコや香水などの匂いは、人によっては不快感を与えてしまいがちです。

特に高齢者に関わる仕事に就く人には、そのこともしっかり認識しておく必要があるでしょう。もちろん面接の際にも注意が必要です。

私事で恐縮ですが、以前面接担当としてある若い女性の面接した時のこと。アレルギー体質の私は、その女性がつけていた香水に反応してしまい、面接の間くしゃみが止まらなかった苦い経験があります。タバコや香水も面接当日には、控えた方が良いでしょう。

まとめ

面接では第一印象が非常に大切です。「見た目」はその人の印象を大きく左右します。面接時の服装や髪型も重要な判断材料とする施設もあります。どう見ても面接を受けに来たとは思えないような服装や身だしなみの場合には、その時点で不採用の判断をされてしまう場合もあります。

もし私服で構わないと言われたからと、ジーンズで面接に行ったり、茶髪にピアス、派手なネイルや化粧をして面接に行こうとする人でなければ、そこまで心配することはないでしょう。

自分の選んだ服装や身だしなみで、面接の担当者がどう思うのだろうかを考えることができる人であれば、わざわざ相手を不快にさせるようなものは選ばないはずですね。

面接はその人の転職を決める大事な局面です。逆に少しでもマイナスになりそうな要素は、極力とりのぞいておきたいものです。