まじかいご。

介護、福祉に関する仕事についてや最新ニュース、転職体験などを書いています。介護職の方のためになるようなブログを目指し、日々更新しています。

医療・介護30年度報酬改定のニュースを読んでの感想

f:id:majimoney:20180310145449j:plain

産経ニュースの特集(ゆうゆうLIFE)の記事によると、

介護サービスを利用したときに事業所に支払われる「介護報酬」が、平成30年度に改定される。改定は3年に1度で、詳細は間もなく決まる。今回は、要介護高齢者の心身の機能を維持したり、向上させたりする「自立支援」に取り組む事業者への評価が盛り込まれる方向で、その行方が注目されている。

引用元:http://www.sankei.com/life/news/180118/lif1801180018-n1.html

そこで今回は、このニュースについて個人的な感想を書いていこうと思います。

私の個人的な感想

f:id:majimoney:20180310180228j:plain

平成30年度の法改正で、自立支援に向けた取り組みに対し評価が盛り込まれることは、個人的には当然のことだと思います。

私自身、在宅のケアマネとして日々の業務をする中で、自立支援を意識したケアプランを作成⇒サービス調整⇒サービスの提供⇒利用者さんの状態が改善⇒要介護度が下がることがあります。

要介護度が下がるということは、本来は喜ぶべきところなのに、利用できるサービスの量や回数等が減ることで不満を言われることもあります。

少しくらいなら不満を言われても我慢できますが、暴言を吐かれる方も少なくありません。暴言を吐かれて悩んでいる方は、「介護職が利用者からの暴言に屈しない5つの方法」の記事を参考にして下さい。

majikaigo.hatenablog.jp

施設においても、今の現状、要介護度が高い利用者さんが多くいた方が収入が多いのは当然。自立支援に向けた取り組みを積極的に行う施設では、利用者さんの自立に向けたケアを実践し、状態を改善し要介護度を下げると、施設の収入が減ります。

何だか腑に落ちませんよね。この報酬改定についての詳細に関しては間もなく明らかになるようですが、これに関してもそれぞれの立場で、きっと賛否両論あると思います。

しかし、今後利用者さんを元気にできる事業所や施設に加算がつくようになることで、より専門性が高い介護職が必要になり介護の現場も少しずつ変わっていくのではないかと期待しています。