まじかいご。

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【2018年】介護職が今後の給料を増やす方法を更に4つ考えてみた

近年、介護職の人手不足のその要因の一つに、仕事の内容に給料が見合わないことがあげられています。どんなにやりがいがある仕事だと思っていても、給料が少ないために、生計が立てられないのでは継続して働くことができません。

国も介護人材の確保に向け、処遇改善加算やその他の整備等を進めてはいますが、それでも介護士の給料は他の業界から比べたらまだまだ低い現状。

今回は介護職として働き続けたいけれど給料がねえ・・・と思っている皆さんと、少しでも増やせる方法を考えていきたいと思います。

タイトルの「更に」という部分に違和感を感じた人もいるかもしれませんが、実は今回の記事は過去に同じような記事を書いていて、その記事にプラスαで考えてみましたので、まずは、下記の記事を読んでみてもらうと分かりやすいと思います。

majikaigo.hatenablog.jp

何故介護業界は、他業界より給料が低いの?

介護保険制度の中では、介護報酬が法律により定められています。利用者さんの要介護度に応じ、一人あたりの利用限度額み決まっているため、事業所や施設も、要介護度や介護サービスの内容に応じて受け取れる報酬の上限が決められています。

そのため介護事業所や施設の規模等によって差はありますが、他の業界と違うのは、どんなに頑張っても大きな利益を増やすということが難しい業界なのです。こうした事情もあることから、介護事業所や施設は、職員の給料を上げることが容易にはできないと考えられています。

そのような中で働く介護職の離職率が高く、人が育つ前に辞めてしまう大きな理由として「給料が低い」事があげられている事は、理解できるような気もします。給料が上がることで仕事のモチベーションも上がります。少しでも自分に合った給料を増やすための方法がきっとあるはずです。

今の介護施設でなるべく長期間勤務する

基本的にはできるだけ長く同じ職場で正社員として働いていれば、昇進する可能性も高くなるでしょう。実際に管理職等の役職につけば、全国地域に関係なく給料は増えます。

しかし実際にすべての人がみな昇進できるかと言えばそうではないのが現実です。同じ職場でキャリアを積んで昇給を目指すという方法も、近年少しずつ変わってきています。変化の激しい時代だけに、長く勤めたくても事業所そのものがなくなってしまうこともあります。

そういうことを考えた時、今の時代、ひとつの職場に長く勤めるという選択、また転職によってより給料や年収を上げるという選択どちらにするかを自分自身でじっくり検討していく必要があると考えます。介護職にとって、転職はあまりマイナスの評価にはなりません。逆にこれまでの経験を評価される場合も多くあります。

介護福祉士やケアマネなどの福祉関係の資格を取得する

過去の記事でも書きましたが更に詳しく考えてみました。

現在無資格で働いている方でも、経験を積みながら段階的に取れる資格を取得していくことで、給料のアップにつなげていくことが可能です。福祉に関する資格があれば、取得資格によっては仕事の幅も広がるだけでばく、昇進等も考えられます。

また資格手当がつくところもあるのでそれによる給料の違いも大きいと思います。資格が昇給や昇進につながるわけではありませんが、介護職員初任者研修、介護福祉士の資格を取得すれば資格手当がつく職場もあります。

特に国家資格でもある介護福祉士の資格取得は非常に重要です。昨年政府が、介護福祉士の資格取得し勤続10年を超える介護福祉士には月額8万円の賃上げを行う意向も発表しています。

またケアマネの資格も、年収アップにもつながりますので取得を目指すのも良いでしょう。ケアマネの仕事は、介護の現場のような肉体労働ではないため、年齢を重ねて介護の現場が体力的に厳しくなってからも働けるメリットもあります。

それぞれの資格に関しては、私のブログの中の「介護職のスキルアップに・・・」の記事を読んでみてもらえればと思います。

majikaigo.hatenablog.jp

正社員として働く

どの会社でも基本的に、同じ職場に長く勤めると、給料が上がっていく傾向にあります。それはあくまでも正社員で働いている人の話であり、非正社員として人の多い介護業界では、雇用も不安定、給料も安くボーナスもない場合がほとんどでしょう。

今現在、パートやアルバイトで働いている方が、給料を上げたいと考えるのであれば、やはり正社員として働くことを検討した方が良いと思います。もちろん中には自分が正社員を希望しているのにもかかわらず、自分の働く職場ではどんなに頑張っても正社員にはなれないという人もいます。

これでは将来への展望は開けないかもしれません。そうであれば、思い切って正社員として採用してくれる職場への転職を考えてみてはいかがでしょうか。たとえパートであっても、今までの経験を認められ正社員へ転職した人も多く聞きます。そこで正社員として働くことで給料アップも実現でき、安定して働くことも可能であると思います。

ただし正社員になることで、非正社員の時のようにダブルワークができなくなる、また残業が増える上に職場での責任も大きくなるということで、あえて正社員にはならないと断言する人もいます。

またあえて正社員ではなく、時給の高い契約社員として働き給与を増やしている人もいます。働き方は人それぞれなので、どの働き方が自分にあっているのかも併せて考えていきましょう。

今よりよい条件の職場に転職をする

介護業界では、同じ業界内への転職は決して珍しいことではありません。介護業界から介護業界への転職はあまりマイナスの評価になりません。それよりもこれまでの経験を評価される傾向にあります。

介護の仕事自体はやりがいはあるが、今の職場の給料が安くて結婚ができない、家族を養っていけないと悩むのであれば、思い切って今より待遇が良い介護事業所や施設への転職を考えてみてはいかがでしょうか。

経験がある人や介護福祉士等の資格を取得している人であれば、どこの職場からも引く手あまただと思います。それだからこそ、まずは自分に合う職場の情報を確認し、じっくり見極めることが重要です。

まとめ

今の職場が働きやすく、給料もしっかりもらえているなら今の職場でも良いのかもしれません。長期間に渡り、生活を安定させていくためには、やはり給料や精神的、肉体的な負担が少ないなど、職員への待遇面がしっかりした事業所で働くことが重要になります。

現在介護職員の処遇が改善されている事業所とされてない事業所との差が大きすぎるとの声も聞かれています。介護の職場の待遇の違いはかなり大きいです。

今働いている職場で、一向に給料も上がらず将来も不安、、またどんなに頑張っても自分が認められてないと感じているのであれば、これを機に色々と考えてみてはいかがですか。