まじかいご。

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介護職が激務で本当に辛い時には転職を考えてもいいの?

身体的な負担と精神的な負担が重なる介護職は、様々な仕事の中でも激務だと言われています。

高齢社会に向け、介護職は必要とされる仕事ではありますが、現状人手不足も課題となっており、それが原因で激務となっている現状があります。

今回は介護職として働いている皆さんが、激務だと感じている問題について振り返ってみようと思います。

人手不足が解消されず、業務量が増え続けている

勤務時間内に仕事が終わらず、常に時間外勤務が当たり前。介護職員を採用しても、すぐまた退職者がでる施設もあり、残された職員の疲労感が大きくなり、それにより利用者さんへのサービスの質が低下している施設や事業所も見られます。

職員ひとりにかかる負担が大きい場合には、肉体的な負担にとどまらず、うつ病などの精神疾患を煩う職員もいます。

中には、自分自身がすでに限界になっているのにも関わらず「もう少しだけ頑張ってみよう」「次の転職先にいってもどうせ同じだし・・・」などと、ズルズルと退職を先送りし、自分の判断では辞められなくなってしまい、最終的に入院した人の話も聞いています。

人間関係が複雑

介護の仕事は、コミュニケーションが非常に重要な仕事です。利用者さんやその家族はもちろん、利用者さんに関わる関係者達とのコミュニケーションが求められます。

介護の現場は、20代~60代位までの、様々な年齢や経歴、資格を持った人が働いており、意見や価値観の違いが生じること多々あります。

また利用者さんやその家族は、職員に対して気に入らない事があればすぐに、苦情としてあげられます。日頃の厳しい介護業務に加え、こうした人間関係の問題が加わることで、どうしてもストレスがたまりやすくなります。

残業が認めてもらえない

私自身も以前勤めていた職場で、やむを得ず毎日残業が続いていた時期に、上司から「残業をするならタイムカード押してからにして」と言われたことがありました。時には勝手に押されている時・・・当時、残業は軽く80時間を超える月もありましたが、もちろん定時にタイムカードを押していたので、残業代には全く反映されません。

毎晩終電ぎりぎりまで働いて帰る道中、いったい自分は何をやっているんだろうと、無意識に涙が出てくることもありました。安い給料の上、残業すら認めてもらえないという絶望感、その中でも人手不足からますます増え続ける業務のしわ寄せが、だんだん積み重り、激務に変わっていくのだと感じました。

他の専門職との待遇の違い

同じ職場で働く看護職と比較をしてみても、業務量は変わらないのに、給料や待遇には大きな差があります。おまけに介護職が夜勤勤務も含めた交代勤務であっても、看護師は日勤勤務のみ。

同じ専門職であるのに何故こんなにも違うのか、考えると気持ちが落ち込んでしまうことがあります。その中で、医療職ではないけれど、高齢者相手の仕事のため、今まで介護してきた利用者さんの死に直面する事も多く、精神的にも厳しい現状があります。

まとめ

介護職が激務だといわれる主な理由には、勤務体制やその業務内容、業務量などが挙げられますが、それに加え介護業界特有の人間関係等がからむとより精神的な負担も大きくなります。

しかし介護の事業所、施設によって、 業務内容にも違いがあるため、一概に全ての職場が激務であるとは言い切れません。他の業界でも、仕事の厳しさからすると、介護業界以上というところも多くあります。

今の苦しい激務の現状から抜け出したいと考えているのであれば、迷うことはありません。他の業界に転職するのも一つの方法ですが、介護職の中にも働きやすい職場は数多くあります。自分自身のために、より働きやすい職場への転職を検討してみることをお勧めします。

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