デイサービス(通所介護)の生活相談員の仕事内容は?給与は?
デイサービスの人員基準として定められている生活相談員ですが、介護職として働いている中で、どのような仕事をしているのかわからない部分も多いかと思います。
そこで今回は、私がデイサービスで生活相談員として働いていた際の仕事内容と、給与についてお伝えしていきます。
どのような事業所で生活相談員をしていた?
私は、2か所の事業所で生活相談員として働いたことがあります。
一つは、特養などをいくつかもつ、社会福祉法人が運営するデイサービスの生活相談員。もう一つはフランチャイズ型で、いくつも店舗を出している小規模のリハビリデイサービスで、オープニングスタッフとしての生活相談員です。
一言で生活相談員といっても、やることは場所や規模等により全く違います。そのため、この二つの場所でやってきた生活相談員の仕事内容は異なりました。
どのような仕事内容だった?
2ヶ所の事業所での生活相談員の仕事内容は、簡単に言うと次のような感じです。
社会福祉法人のデイサービス
社会福祉法人のデイサービスでは、利用者定員が40名でした。生活相談員が私以外にもう1人いて、所長と兼務をしていました。仕事内容のほとんどが、通所介護計画書の作成や送迎管理、担当者会議の出席、連絡調整、請求事務等です。
そのため介護の現場に出ることはほとんどありませんが、介護現場と違うのは、月の中で、忙しい時期と比較的ゆとりのある時期の差があったこと。今考えると、本来の相談員業務をしっかりと行うことが出来ていたので、恵まれている職場だったかもしれません。
オープニングのリハビリデイサービス
オープニングのリハビリデイサービスでは、短時間利用のデイで、定員が午前10名、午後10名でした。生活相談員の私を含めて、職員が4人で送迎を含め全てを行っていたため、生活相談員専従という形ではなく、ほとんど現場に入りながらの日々。現場業務を行いながら送迎も1日3回こなしながら、その合い間に生活相談員業務を行っているという形でした。
そのため、時間内に生活相談員業務を行うことは不可能で、毎日残業して行っていました。何よりも、職員がまず介護業務の経験がある人がいなかったこと。またエリアを統括している、いわゆるエリアマネージャー自身が請求業務などの理解がなかったために、他店舗で働いている未経験の生活相談員は、毎日終電帰りだったようです。もちろん残業代が出な かったため、俗に言うブラック企業でした。
ただ、オープニングだったため、利用者さんを新規で獲得したり、調整を行ったりする楽しみは大きかったです。
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生活相談員の求人を探す時の注意とポイント
これから、介護の仕事の中でも、生活相談員を希望していて、求人情報を見ている方に、是非こんなことに注意してもらいたい!と、思ったことがあるので、簡単にまとめました。
要運転免許
「要運転免許」このように書いてある求人では、間違いなく送迎のドライバーをすることになります。運転に自信が無い方は応募をしない方が良いです。
みなし残業
みなし残業の制度を使っている企業は、その時間より多く残業しても残業代を出してくれないことが多いので、先にしっかりと確認しておきましょう。
過剰に新規オープンしている事業所
新規オープンを過剰に行っているところでは、その分職員にしわ寄せがいっているなんてこともあるので、情報収集が必要です。
生活相談員の給与ってどれくらい?
私が働いていた事業所では、両方とも年収300万程度でした。
当時は、経験年数も浅かったですし、仕方がなかったのかもしれませんが、もう少し給与を上げてほしいと、常に思っていました。もちろん、地域や経験年数等により、もっと多くもらっている人もいたので、実際の平均給与がどれくらいなのかはわかりません。
まとめ
デイサービスの生活相談員といっても働く場所によって仕事内容が異なります。自分がどのような仕事をやりたくて生活相談員になるのかしっかりと考えて、注意して求人を見ることが大事になってきます。