まじかいご。

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介護職の夜勤は大変!?夜勤介護職の体験談

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介護施設の多くは基本的に夜勤がありますが、「心身ともに夜勤は大変だ!」という意見が多く聞かれるその一方で、「利用者さんが寝ている時間帯なので楽なのでは?」と、思われることもあるようです。日勤帯に比べ、夜勤手当を高く設定している施設などもあり、最近では夜勤を専門に行う夜勤専従の職員を募集している施設も増えてきています。

今回は、実際に夜勤経験者の体験談を交えながら、夜勤の仕事について考えてみました。

とにかく体力的に厳しい!(男性・30代後半)

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「夜勤をやらないと稼げない…」と言う30代後半の男性は、ある有料老人ホームの夜勤専従として働いています。

「夜勤は日勤に比べて業務量が少なく、利用者さんが寝ているので楽。」と、思われがちですが、1時間ごとの巡回と雑務に記録…利用者さんの中には、夜中でも施設内を徘徊する人や繰り返しコールボタンを押したりする人もいて、その対応に追われることもあります。

また、時には緊急対応をすることもあります。夜勤は、勤務時間が長く、生活のリズムが崩れたりするために、体力面でキツイ思いをしている人も多いと言います。しかしこの男性のように、体力的に厳しいと感じながらも、手当の高い夜勤専従としての働き方をすることで、何とか生計を立てている人もいるようです。

「今はまだ若いからできるけれど、いつまで続くかなあ…」と言う男性の言葉が印象に残りました。

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夜勤の人間関係に悩んでしまった…(女性・20代後半)

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特養の介護職として働いていた20代前半の女性が、夜勤の人間関係で悩み、退職をした時の話です。

勤務していた特養の夜勤は、フロアごとに2人対応だったとのこと。日頃から人間関係が良くない職場でしたが、夜勤になるとさらにしんどいと感じることが多くなるそうです。もちろん、夜勤は長時間2人きりなので、自分と気の合う人と一緒の日は良いのですが、苦手な人との2人きりの勤務になると、だんだんストレスも限界に…。

夜勤は体力的な負担もありますが、一緒に働くメンバーとの人間関係によって精神的な負担もあるそうです。

医療関係者がいない夜間は緊張の連続(女性・20代前半)

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特養で介護職として働き始め、まだ経験も浅い20代前半の女性が、夜勤のローテーションに入って間もない頃の話です。

一緒に夜勤を組んでいたベテランの先輩に、夜勤帯の一連の業務の流れを教わりながら仕事をしていました。その時、ある利用者さんの状態に急変があったのです。ベテランの先輩は、すぐに看護師や家族に連絡を取りあいながら、救急車を呼ぶ手配をし、その利用者さんはそのまま救急搬送をされ。そのまま入院となりました。

この体験をした女性は、その後の夜勤に入る時「またあの時のような場面に遭遇したらどうしよう…」と、いつも緊張感でいっぱいだそうです。看護師がいない施設の場合には、夜勤時に利用者さんの容態等に急変があった場合には、介護職が、それも限られた人数での対応が求められます。

このように、大きな責任とプレッシャーを伴う夜勤は、この女性のような新人はもちろん、経験を積んだベテランスタッフでも心身ともに疲弊するようです。

まとめ

介護には、基本365日24時間休みはありません。在宅で介護している介護者はもちろん、介護施設等の現場でも、そこで働く介護職にとっては夜勤も避けて通ることはできないのです。

しかし実際に、夜勤が原因で体調を崩してしまい、辞めることになった人の話も多く聞いています。またもし夜間に何かが起きた場合に、自分がスムーズに対応できるのかどうかの不安を抱えながら、今も仕事をしている人が多くいます。今回は、実際に夜勤のある現場で働く介護職の体験をお伝えしました。