まじかいご。

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介護職が円満退職をするための4つのポイント

介護の職種は、人それぞれ様々な事情はありますが、退職や転職を繰り返すことが多い業界です。実際私自身も、これまでに退職や転職を経験しながら、今に至っています。

退職をすることは、介護職に限らず、心身ともに本当に労力がいることです。今回は実際今退職を考えている人達に、少しでも円満に退職するポイントをお伝えできればと思います。

退職届けを出す前に考えておくこと

今まで働いていた職場を退職し、失業給付を受けながら次の職場を探そうと思うのであれば、時間をかけて自分に合った転職先を探すことも可能ですし、退職の時期もある程度融通を利かせることもできるでしょう。

しかし実際、介護職の求人数も時期によって変動するため、自分が退職を希望する時期に、選択できるほどの求人数があるかどうかもわかりません。スムーズに退職の手続きを進めながら、同時に求職活動もしていくなど、賢く行動をしていくことが重要になってきます。

もちろん自分が退職をすることで、職場の方でも新しい職員を見つけなければならず、色々な事情の中で、退職や転職に向けた準備を進めていくことになることも考えておく必要があります。

1:退職届の出し方や時期を考えること。

どんなに事情があったとしても、ある日突然退職を伝えるというのは絶対に避けましょう。退職する人自身も働いてきたからわかると思いますが、今まで自分がやっていた業務を誰かが代わりにやることになり、残された人達に迷惑がかかります。

退職届を提出するタイミングや時期は普通は1~2カ月前に提出するのが礼儀と言われています。できるだけ早く伝えられるように準備をしておきましょう。

2:退職理由をしっかり考えて、できるだけ引き留められないようにすること。

退職理由が、相手を十分に納得させられるものであれば、円満退職はできると思います。時にはそれが本当の理由ではなくても構わないので、説得力のある理由を考えることが大切です。

「健康上の理由」「家族の介護」「家庭の事情」「夫の仕事の都合」などの理由なども良いかもしれません。介護業界は思っている以上に狭い業界です。どこでどのような形で、以前の職場、職場の上司、仲間とかかわりをもつかもしれません。

またどんなに様々な事情やかけひき等があるとしても、しっかりと手順を踏むことと周りへの配慮を忘れないこと、また担当している利用者さんのことを後回しにすることだけはあってはならないと思います。退職理由が中途半端だと、引き止められることも多いようです。

3:計画的にまた効率よく引き継ぎを行うこと。また相手のあること(担当している利用者さん)だからこそ丁寧に行うこと。

退職する時点で、今自分が担当している利用者さんや自分の業務を残ったスタッフに引き継ぎをします。この引き継ぎをいい加減に行ってしまうと、あとあと引き継ぎに漏れが出たり、退職後に、担当していた利用者さんが困ってしまうこともあるからです。

引き継ぎは、時間をかけしっかり行うことができれば良いのですが、引き継ぐ相手も忙しいこともあります。うまく時間が取れないことも考え、自分が担当していた業務や引き継ぐことを具体的にノートにまとめるのも良い方法です。

残された職員はもちろん、自分の変わりに採用される職員もそれを読むことでスムーズに仕事を進めることができます。

4:退職が決まった後も態度を変えずに仕事をし続けること。

以前私の働いていた職場に、退職が決まるともうこの職場には未練はないかのように、仕事にも集中せず、残った有休をいかに使うかばかりを考え辞めていった同僚がいました。

もちろん職場内でもあきれられていましたが・・・介護業界は、もともと人手不足の状態が続いていることが多く、その中で退職者が出るということは、残された職場にとっては正直負担も大きいのです退職が決まったあとのあなたの働く姿勢をみんなが見ているだけに、今まで以上にしっかりと仕事をすることも、円満退職には重要です。

まとめ

もし皆さんがどんな事情で退職をするにしても、次も同じ介護職として転職をするのであれば、できるだけ円満に退職することが望ましいですね。自分の都合を第一優先にして退職をしたことが、先々影響することもあるからです。