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【資格】喀痰吸引(かくたん)等研修について詳しく解説!介護職は知っておくべきこと

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介護職なら知っておきたい介護の資格、「喀痰吸引等研修」について詳しくまとめています。喀痰吸引等研修は、難易度が低く、特別な受講資格が必要なわけではないので、取得しておきたい資格の一つと言えます。介護業界では、今後とくに役立つ資格なので、取得しておきましょう。

資格名 喀痰(かくたん)吸引等研修
難易度 ★★
受講資格 受講に必要な資格はありません
受講費用 50,000円 ~200,000円程度
※地域や受講する施設によって違いがあります
資格が役立つ職場 ・介護関連施設
・訪問介護事業所など
※全国で役立つ資格

喀痰吸引等研修とは?

喀痰吸引等研修は、介護職員が一定の条件下(※利用者さんやその家族の同意が必要であること、また医師の指示のもとで、看護師と連携をすることが条件)で、たん吸引等の実施が可能となったことを受け、2012年4月から始まりました。

この研修(実地研修含む)を修了することにより、施設や在宅サービス等の職場の中で、喀痰吸引などが必要な状況の利用者さんの医療行為を行うことができます。

なお、喀痰吸引等研修には、第1号・第2号・第3号研修の3種類があり、研修の種類によって可能な医療行為が異なります。

  • 【1号・2号研修】
    不特定の職員が、不特定の利用者さんに喀痰吸引等を実施する場合
  • 【3号研修】
    在宅の重度障がい者に対する喀痰吸引等のように、特定の利用者さんに対して特定の介護職員が喀痰吸引等を実施する場合

喀痰吸引等研修を取るメリットは?

この研修が始まる以前は、介護職員による「喀痰吸引」などの医療行為は、認められていませんでした。この喀痰吸引等研修を修了すると、医師の指示のもと、口腔内のたんの吸引、鼻腔内のたんの吸引、気管カニューレ内部のたんの吸引、胃ろう又は腸ろうの経管栄養、経鼻経管の経管栄養の医療行為が可能になります。

これまで介護職員では、できなかった喀痰吸引などができるようになれば、利用者さんにとっては、迅速できめ細かなサービスが提供できるようになります。高齢者社会を迎え、医療依存度の高い重度の利用者さんが増えていく中で、在宅や介護施設などでも、たん吸引や経管栄養の医療ニーズが高くなっています。

しかし、まだまだ課題も多くあるのも事実です。給料面に関しては、喀痰吸引等の行為を実施する場合には、手当てとして支給されるところもありますが、手当は支給しないというところもあるので、その考え方も様々なようです。

喀痰吸引等研修の資格取得について

難易度:★★

介護職員が、喀痰吸引等の資格を取得する場合には、各都道府県または、登録研修機関が行う、喀痰吸引等研修(講義50時間・筆記試験1時間・演習2日)の実地研修を修了する必要があります。

研修は、前述のように第1号・第2号・第3号と3種類に分かれており、受講する研修の種類によって、可能な医療行為や対象者の範囲が異なります。研修を受講するためには、自分が所属している施設長や管理者などの、許可をもらった申込書の提出が必要です。

各都道府県や登録研修機関による研修修了後は、「認定特定行為業務従事者認定証」の交付を受けた後に、業務に従事することができます。なお、介護福祉士の資格を取得している場合には、修了証明書を試験センターへ提出し、介護福祉士登録証の書き換え(追記)が必要になります 。

喀痰吸引等研修の受講資格

基本受講のために必要な資格はありませんが、各都道府県によっても違いがあるため、必ず確認が必要です。介護福祉士の受験資格を得られる実務者研修受講でも、実務者研修の科目「医療的ケア」で同じ内容を学ぶことができます。

喀痰吸引等研修の受講費用

登録研修機関、受ける研修の種類等により、受講料金や期間に多少の違いがありますが、平均的に5万円 ~20万円程度、期間は2日~20日ぐらいかかると言われています。

基本研修に関しては、介護福祉士の受験資格に必須の、実務者研修の中の「医療的ケア」の科目でも同じ内容が学べるため、介護福祉士の資格取得を目指す人は、実務者研修を選択して、この研修を受講する人も多いようです。

喀痰吸引等研修の研修内容

喀痰吸引等研修(1・2号)の内容については下記になります。また、実務者研修を受講修了していれば、喀痰吸引等研修(第2号研修)の基本研修が免除となります。

◎基本研修喀痰吸引等研修の基本研修には、50時間の講義と演習+筆記試験があります。基本研修(講義)修了後、筆記試験により喀痰吸引等の必要な知識を修得できたかの確認を行ない、合格者は演習に進みます。

シミュレーター演習は、以下のように実施回数が決められています。

  • 喀痰吸引・口腔内5回以上
  • 喀痰吸引・鼻腔内5回以上
  • 喀痰吸引・気管カニューレ内部5回以上
  • 経管栄養・胃ろう又は腸ろう5回以上
  • 経管栄養・経鼻経管栄養5回以上
  • 救急蘇生法1回以上


◎実地研修喀痰吸引等の処置をする場合には、実地研修の修了が必須です。「口腔内の喀痰吸引、鼻腔内の喀痰吸引、気管カニューレ内部の喀痰吸引、胃ろう又は腸ろうの経管栄養、経鼻の経管栄養」の5項目で、各項目ごとに実施回数が決められています。

  • 口腔内の喀痰吸引10回以上
  • 鼻腔内の喀痰吸引20回以上
  • 胃ろう、腸ろうによる経管栄養 20回以上


実地研修受講者ごと、評価項目ごとに、実地研修指導講師が評価し、合格すれば修了となります。

喀痰吸引等研修の資格が役立つ職場

高齢化社会において、医療、看護の必要な高齢者は、今後ますます増える一方です。施設や在宅問わず、近年喀痰吸引・経管栄養の行為を必要としている方々が多く生活しているため、介護関連施設だけでなく訪問介護事業所などでも、需要はあります。

介護施設等の現場の中では、看護師不足の問題があったり、看護師が不在の夜勤帯などに、医療行為ができる介護士の存在は、非常に重要です。また在宅でも、たんの吸引などを必要としている利用者さんも増えてきているため、その活躍の場は広がっています。

この研修を受講しておくことは、これから先の就職や転職の時にも、有利になると言われています。介護職としてキャリアアップをしていくためには、早いうちに喀痰吸引等研修を取得していくことが望まれるでしょう。

介護関連資格

喀痰吸引等研修の他にも、介護職なら知っておくべき資格があるので紹介します。

介護職員初任者研修

資格名 介護職員初任者研修
難易度
受講資格 なし
受講費用 5万円~15万円程度
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介護福祉士実務者研修

資格名 介護福祉士実務者研修
難易度
受講資格 なし
受講費用 5万円~15万円程度
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介護支援専門員(ケアマネージャー)

資格名 介護支援専門員(ケアマネージャー)
難易度 ★★★★
受験資格 あり
受験費用 7万円~10万円程度
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社会福祉士

資格名 社会福祉士
難易度 ★★★★★★
受験資格 あり
受験費用 15,440円 / 28,140円 / 13,020円
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福祉用具専門相談員

資格名 福祉用具専門相談員
難易度
受講資格 なし
受講費用 3万円~7万円程度
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同行援護従業者養成研修

資格名 同行援護従業者養成研修
難易度
受講資格 なし
受講費用 一般過程:3万5千円~4万円程度
応用過程:3万円~3万5千円程度
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行動援護従業者養成研修

資格名 行動援護従業者養成研修
難易度
受講資格 なし
受講費用 3万5千円~5万円程度
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介護事務

資格名 介護事務
難易度
受講資格 なし
受講費用 通信講座:2万~5万円
通学講座:4万円~6万円
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