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【資格】言語聴覚士について詳しく解説!介護職は知っておくべきこと

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介護職なら知っておきたい資格、「言語聴覚士」について解説しています。言語聴覚士は、資格取得までの費用が高額なため、難易度の高い資格となっています。しかしこの資格は、年齢を問わず役に立つ資格なので、興味がある方は積極的に挑戦してみて下さい。

資格名 言語聴覚士
難易度 ★★★★★
受験資格 ・文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した言語聴覚士の養成施設で3年以上学び、所定の養成課程を修了することが必要
・外国で言語聴覚士に関する学校か養成施設を卒業、または外国で言語聴覚士の免許取得者は、厚生労働大臣の認定を受ければ受験資格が得られる
受験費用 34,000円
資格が役立つ職場 ・各種病院
・リハビリテーションセンター
・医療施設
・特養
・老健
・デイケア
・訪問リハビリ
・障がい者施設など
※全国各地の幅広いところで役立つ資格

言語聴覚士とは?

言語聴覚士は、「ST」とも呼ばれ、言語聴覚の専門職として厚生労働大臣が認定する国家資格です。言語聴覚士は、生まれつき言語や聴覚等に障がいを抱えている人や、病気や加齢などにより、言語のコミュニケーションに問題がある人に対し、必要に応じ訓練、指導、助言、その他の援助を行います。

その対象者も子どもから高齢者までと幅広く、働く先も、医療業界だけでなく、保健・福祉、教育など多岐に渡っています。また高齢化が進む近年では、脳疾患などにより引き起こされる失語症や、嚥下(えんげ)障がいの人達への支援も増えています。

言語聴覚士を取るメリットは?

言語聴覚の専門家である言語聴覚士は、子どもから高齢者まで幅広い年代を対象とする専門職だけに、活躍の場も幅広くあります。求人も多くあり、資格取得後は、就職や転職に困ることはないと言われています。特に出産・育児などの期間でも仕事を継続することが可能なため、女性も働きやすいため、離職率もそれほど高くありません。

待遇面については、どの業界で働くかにより給料や手当には差がありますが、一定の給料を得られるという意味では安定していると言えるでしょう。何よりも、多くの患者さんや利用者さんの人生に関わりながらその人がより良く生きていくための支えになれる仕事に、やりがいを感じているという声も多く聞かれます。

言語聴覚士の資格取得について

難易度:★★★★★

言語聴覚士は国家資格であり、高校卒業後、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した言語聴覚士施設(3~4年制の専修学校)を卒業することで受験資格が得られます。その後国家試験を受験し、合格すればの言語聴覚士資格を取得することができます。

言語聴覚士の受験資格

言語聴覚士の国家試験を受験するためには、下記に該当することが要件になります。

・文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した言語聴覚士の養成施設で3年以上学び、所定の養成課程を修了することが必要

・外国で言語聴覚士に関する学校か養成施設を卒業、または外国で言語聴覚士の免許取得者は、厚生労働大臣の認定を受ければ受験資格が得られる

言語聴覚士の受験料

受験料:34,000円

言語聴覚士の試験内容

年1回(2月中旬)実施。5肢択一式の筆記試験です。

【試験地】
北海道、東京都、愛知県、大阪府、広島県及び福岡県にて実施

【試験科目】
基礎医学、臨床医学、臨床歯科医学、音声・言語・聴覚医学、心理学、音声・言語学、社会福祉・教育、言語聴覚障害学総論、失語・高次脳機能障害学、言語発達障害学、発声発語・嚥(えん)下障害学及び聴覚障害学

言語聴覚士の受講費用

言語聴覚士は、理学療法士や作業療法士と同様で、まずは受験資格を得るための学校や養成施設の学費が高く、通う年数によっても違いますが、国立の場合でもかかる費用は学費を含めて300万円以上、私立になるとさらに350~700万円という費用がかかります。

また合格するまでにかかる年数によっては、さらに受験対策のための通信や通学での講座を受講も必要となる場合もあり、その場合には年間10~20万円程度必要になるとも言われています。

言語聴覚士の資格が役立つ職場

言語聴覚士は、各種病院やリハビリテーションセンターなどの医療施設だけではなく、特養や老健、デイケア、訪問リハビリ、障がい者施設などでも多数活躍しています。

また近年では、教育の現場で働く言語聴覚士も増えています。高齢化社会が進む現代社会では、言語に障害を抱えリハビリを必要とする高齢者も増えることが予想されるため、言語聴覚士は、ますますその需要が伸びていく職種だと言えるでしょう。

介護関連資格

言語聴覚士の他にも、介護職なら知っておくと役に立つ資格があるのでまとめました。気になる資格があったら資格名をタップすると詳細ページが見れるので確認しておきましょう。

介護職員初任者研修
・難易度…★1
・受講資格…なし
・受講費用…5万円~15万円程度
・無料相談…https://kaigojob-academy.com/
・資料請求…http://www.sikatoru.com/

介護福祉士実務者研修
・難易度…★1
・受講資格…なし
・受講費用…5万円~15万円程度
・無料相談…https://kaigojob-academy.com/
・資料請求…http://www.sikatoru.com/

介護支援専門員(ケアマネジャー)
・難易度…★4
・受験資格…あり
・受験費用…7万円~10万円程度
・資料請求…http://www.sikatoru.com/

社会福祉士
・難易度…★6
・受験資格…あり
・受験費用…15,440円 、28,140円 、13,020円
・資料請求…https://www.u-can.co.jp/index.html

福祉用具専門相談員
・難易度…★1
・受講資格…なし
・受講費用…3万円~7万円程度

喀痰(かくたん)吸引等研修
・難易度…★2
・受講資格…なし
・受験費用…5万円~20万円程度

同行援護従業者養成研修
・難易度…★1
・受講資格…なし
・受講費用…一般過程:3万5千円~4万円程度、応用過程:3万円~3万5千円程度

行動援護従業者養成研修
・難易度…★1
・受講資格…なし
・受験費用…3万5千円~5万円程度

介護事務
・難易度…★1
・受講資格…なし
・受講費用…通信講座:2万~5万円、通学講座:4万円~6万円
・資料請求…http://www.sikatoru.com/

介護予防運動指導員
・難易度…★2
・受講資格…あり
・受講費用…6万円~10万円程度
・資料請求…http://www.sikatoru.com/

レクリエーション介護士
・難易度…★1
・受講資格…なし
・受講費用…3万5千円~4万円程度
・資料請求…https://www.u-can.co.jp/index.html

サービス介助士(ケアフィッター)
・難易度…★1
・受講資格…なし
・受講費用…41,040円

認定介護福祉士
・難易度…★3
・受験資格…あり
・受講費用…約60万円(介護福祉士会会員価格約35万円)

精神保健福祉士
・難易度…★4
・受験資格…あり
・受講費用…17,610円 、28,140円 、14,080円

調理師
・難易度…★2
・受験資格…あり
・受験費用…6千円前後

理学療法士
・難易度…★5
・受験資格…あり
・受験費用…10,100円

作業療法士
・難易度…★5
・受験資格…あり
・受験費用…10,100円

言語聴覚士
・難易度…★5
・受験資格…あり
・受験費用…34,000円

柔道整復師
・難易度…★4
・受験資格…あり
・受験費用…16,500円

看護師
・難易度…★7
・受験資格…あり
・受験費用…5,400円

栄養士
・難易度…★7
・受験費用…なし
・通学費用…200万円~450万円

管理栄養士
・難易度…★7
・受験資格…あり
・受験費用…6,800円

あん摩マッサージ指圧師
・難易度…★3
・受験資格…あり
・受験費用…11,600円